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セミナー・講演会   Seminar and lecture

第25回 CEEシンポジウム with NEDO (2016年10月19日開催)

電力需給解析と Integration Study


主催:東京大学 エネルギー工学連携研究センター (CEE)
共催:国立研究開発法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)
 東京大学 先端電力エネルギー・環境技術教育研究センター (APET)
 東京大学 エネルギー・資源フロンティアセンター (FRCER)
日 時 2016年10月19日(水)10:00〜17:55 (受付開始 9:30)
場 所東京大学生産技術研究所 コンベンションホール(An棟 2階)
参加費 無 料(シンポジウムのみご参加の方)(事前登録制)
  学生(学部・大学院)参加歓迎
意見交換会 : 4,000 円
多くの方にご参加頂き、無事終了いたしました。
講演資料、パネルディスカッションの概要 を掲載しました。
趣旨:
 東日本大震災と原子力事故の後、2014年4月にエネルギー基本計画、2015年7月に長期エネルギー需給見通しがそれぞれ策定され、我が国のエネルギーの議論は新たな段階に入った。また、2015年12月のCOP21ではパリ協定が採択され、日本を含む世界各国はエネルギーを含む温暖化対策に関するそれぞれの取り組みを加速させている。
 あらゆる社会経済活動を支えるインフラであるエネルギー需給には、持続可能性として、今日、10年後、100年後など、あらゆる時点で、経済性、環境性、供給安定性・安全性(3E+S)を確保できる、実行可能な姿を実現することが必要である。
 持続可能なエネルギー需給の実現に向けて、電力は、一次エネルギー供給、省エネルギー、エネルギー利用の利便性などの多くの面において、今後より重要な役割を果たす。しかし、我が国のFIT制度のもとでの太陽光発電の大量導入など、再生可能エネルギーの導入が進むにつれて電力の需給運用は徐々に難しくなることが、世界的な課題として認識されている 1
 CEEでは、2012年の第12回の「日本のエネルギー戦略を考える」とその結果としての「提言」の発表 2 の後、一連の将来のエネルギー分野のシンポジウムを開催し、昨年は、第20回再生可能エネルギー時代の電力システムと火力発電を考える」、第21回「再生可能エネルギー時代の電力需給の新たな調整資源を考える」、第22回「電力システム運用高度化に向けた再生可能エネルギー発電出力予測技術を考える」の一連のCEEシンポジウム 3 における議論を継続し、8月9日には第23回「これからの電力需給の解析・評価を考える」4 では、将来の電力システムを定量的に検討し、市場運営を含めた運用計画の実施および将来の設備形成、制度設計の分析、評価に不可欠な電力需給解析について議論を行った。
 従来技術、革新技術による様々な時間領域の新たな需給調整力や連系線の運用の高度化をはじめとして多様な技術を活用し、需要予測や太陽光発電・風力発電の出力予測を組み合わせた新しい電力システムの需給運用を実現することが必要であり、そのための電力需給に係る分析・評価の新たな手法を確立する必要が高まっている。
 需給運用の分析・評価にもとづき、これらの需給運用の新たな技術を段階的に運用に計画して毎日の運用に適用するとともに、将来の我が国における電力需給構造を、具体的に検討することが必要である。
 今後、より大規模な導入が期待されている再生可能エネルギーについては、各種の予備力・需給調整力のニーズと新たな技術に関する様々な条件を反映して、経済性、供給安定性を分析・評価する必要があり、太陽光発電・風力発電の出力制御、デマンドレスポンス、分散型エネルギー貯蔵などの革新技術と組み合わせたIntegration Studyが世界の多くの国々、地域で実施され、設備計画、市場制度の再設計、政策立案などに適用されている。また、燃料供給、熱、運輸など他の領域と連携した検討の必要性が指摘されている。
 本シンポジウムでは、このような背景のもと、持続可能な電力システム・エネルギーシステムを計画し、運用するための重要技術である電力需給解析の手法、これらの手法を適用したIntegration Studyを日本で実施するにあたっての方向性、そのための実施方法、人材育成について議論する。
プログラム・講演資料
各講演タイトルをクリックして、講演資料をご参照いただけます。
10:00-10:10開会あいさつ
東京大学エネルギー工学連携研究センター長 教授  鹿園 直毅
10:10-10:30image Integration Studyの動向と要件
東京大学生産技術研究所 特任教授  荻本 和彦
10:30-10:50image 再生可能エネルギー大量導入時代の最適需給運用計画技術
NEDO 技術戦略研究センター ユニット長  矢部 彰
10:50-11:50image Renewable Integration Trends and
   Lessons Learned in North America
Utility Variable Energy Integration Group 
Executive Director Charles Smith
11:50-12:50昼 食
12:50-13:20image NEDO実証での知見を通したモデルシミュレーションに
   関わる考察
NEDO スマートコミュニティ部 統括研究員  諸住 哲
13:20-13:50image 再生可能エネルギー大量導入時代を支える需給運用/
   計画技術
株式会社日立製作所 エネルギーソリューションビジネスユニット
電力情報制御本部 主管技師  澤 敏之
13:50-14:20image 再生可能エネルギー大量導入時代に向けた需給解析と
   Integration Study
東京大学生産技術研究所 特任研究員  宇田川 佑介
14:20-14:50image 不確定条件下での作業系統計画について
広島大学 電力・エネルギー工学研究室 准教授  造賀 芳文
14:50-15:05休 憩
15:05-15:35image 持続可能な電力システムの実現を見据えた市場再設計の展望
東京理科大学 工学部電気工学科 講師  山口 順之
15:35-16:05image 再エネ大量導入下での全国の電力基幹系統の
   数値シミュレーション
東京大学 大学院工学系研究科 准教授  小宮山 涼一
16:05-16:20休 憩
16:20-17:50image パネルディスカッション 概要
 【モデレータ】東京大学生産技術研究所 特任教授 荻本 和彦
 【パネリスト】各講師
17:50-17:55閉会あいさつ
18:00-19:30意見交換会 An棟 1階 カポ・ペリカーノ
 
Copyright(c) Collaborative Research Center for Energy Engineering(CEE), The University of Tokyo