セミナー・講演会 Seminar and lecture
第5回 CEEシンポジウム (2009年10月2日)
太陽光発電導入の長期戦略を考える
主催: | 東京大学エネルギー工学連携研究センター (CEE) |
共催: | 東京大学先端電力エネルギー・環境技術教育研究センター (APET) |
| 東京大学 エネルギー・環境技術国際研究拠点 (SOLAR QUEST) |
協賛: | 東京大学エネルギー・資源フロンティアセンター (FRCER) |
日時: | 平成21年10月2日(金) 10:00〜17:40 (受付開始9:30) |
会場: | 東京大学生産技術研究所 コンベンションホール(An棟 2階) |
地球環境問題解決に向けた日本の「中期目標」として、麻生首相が2005 年比15%
減を決断した。これは中期目標検討会で議論されていたケース3(真水14%減)に太
陽光発電の大幅な上乗せ(2020 年頃に現状の20 倍程度)などにより1%削減を上乗
せしたものである。また、ヨーロッパ各国、米国、中国などにおいても今後の太陽光
発電の大規模導入が検討・計画されており、世界全体で、エネルギーの低炭素化およ
び安定供給に関し、国産エネルギー資源としての太陽光発電に対する期待は日に日に
高まってきている。しかし、他方、風力発電などと同様に、太陽光発電は、その発電
出力が天候等により大きく変動し、さらに日射のない夜間は発電出力が期待できない
という特性を持つ。このため、太陽光発電システムが集中立地した場合の配電電圧上
昇、出力変動による周波数変動の増加、電力の低負荷期における需給バランス維持の
困難化などの課題を持つことも指摘されている。
これらの課題に対し、太陽光発電システムの発電出力の安定化、需給バランスの確
保などに関する様々な技術提案がなされており、海外では系統全体の機能向上を目指
したスマートグリッドといった取り組みも始まっている。
そこで、第5回CEE シンポジウムでは、太陽光発電を取り上げ、世界および日本
の低炭素化にむけた太陽光発電の大量導入の市場動向、技術課題とその解決方法、今
後の技術開発の方向性等に関して議論する。
プログラム
10:00-10:05 | 開会の辞 |
10:05-10:45 | 世界における太陽光発電研究開発戦略の最新動向 |
(株)資源総合システム 調査事業部 主任研究員 松川 洋 |
10:45-11:25 | 太陽電池技術開発の動向と課題 |
シャープ(株) ソーラーシステム開発本部 技監 佐賀 達男 |
11:25-12:05 | 再生可能エネルギー導入に向けたエネルギーインテグレーション |
東京大学エネルギー工学連携研究センター 特任教授 荻本 和彦 |
12:05-13:30 | 昼食 |
13:30-14:05 | 太陽光発電導入と電力系統運用の課題 |
電気事業連合会 電力技術部長 藤井 裕三 |
14:05-14:40 | 太陽光発電の導入に向けた課題解決の可能性 東京大学大学院工学系研究科 先端電力エネルギー・ |
環境技術教育研究センター 特任教授 谷口 治人 |
14:40-15:15 | 太陽光発電市場と技術要件 |
太陽光発電協会 幹事 杉本 完蔵 |
15:15-15:50 | 太陽光発電導入に向けた政策 |
経済産業省資源エネルギー庁 新エネルギー対策課長 渡邊 昇治 |
15:50-16:05 | 休憩 |
16:05-17:30 | パネルディスカッション 各講師 および 東京大学先端科学技術研究センター |
ソーラークエスト 客員教授 富田 孝司 |
17:30-17:40 | 閉会の辞 |
17:50- | 懇親会 コンベンションホール・ホワイエ |
シンポジウムの様子
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生産技術研究所所長 野城教授 | (株)資源総合システム 松川洋 氏 |
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シャープ(株) 佐賀達男 氏 | CEE 荻本特任教授 |
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電気事業連合会 藤井裕三 氏 | APET 谷口特任教授 |
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太陽光発電協会 杉本完蔵 氏 | 経済産業省資源エネルギー庁 渡邊昇治 氏 |
| パネルディスカッション |
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