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セミナー・講演会   Seminar and lecture

第14回 CEEシンポジウム (2012年5月31日開催)

再生可能エネルギー導入への道筋


主催:東京大学エネルギー工学連携研究センター (CEE)
共催:東京大学先端電力エネルギー・環境技術教育研究センター (APET)
 東京大学エネルギー・資源フロンティアセンター (FRCER)
日時:2012年5月31日(木) 13:00〜17:00 (受付開始 12:30)
会場:東京大学生産技術研究所 コンベンションホール(An棟 2階)

趣旨:
 震災以降、太陽光、風力、バイオマス、地熱などの再生可能エネルギーへの期待が高まりつつある。そこで太陽光、風力、バイオマス、地熱、海洋エネルギーなどの再生可能エネルギーの将来のポテンシャル・可能性および研究の最前線についての講演会を企画しました。
プログラム
13:00~13:05開会
13:05~13:40わが国のバイオマス活用の動向
生産技術研究所第4 部・教授  迫田章義
 2002年末に「バイオマス・ニッポン総合戦略」が閣議決定され、2009年にはバイオマス活用推進基本法が制定されたものの、わが国のバイオマス活用の現実は順調とは言えない。大震災後に「再々検討」されている府省庁連携のロードマップ(案)などについて述べる。
13:40~14:15海洋エネルギーによる東北沿岸都市再生
生産技術研究所2部・特任教授  黒崎 明
 東北の太平洋沿岸は世界的漁場である、と同時に、風と波のエネルギーの宝庫である。大震災津波により壊滅的打撃を受けた沿岸地域には、海洋エネルギーの本格的導入と関連産業の誘致に向けた取り組みを始めているところがある。社会的受容性の障壁が高い日本では海洋エネルギーの本格的利用は不可能と見られてきたなかで、障壁に風穴をあけ新たな歴史を拓こうと協力する自治体と東京大学の取り組みについて報告する。
14:15~14:50革新的波力発電システムの開発
エネルギー工学連携研究センター・特任教授  橋本 彰
 波力発電を経済的に成立させるには、高出力・高稼働率・高信頼性が必要である。共振現象を利用し出力を高め、共振周期を制御する事で稼働率を高め、更に、機械可動部分を海水に曝さない事で信頼性を高める新しい波力発電について紹介する。
14:50~15:10休憩
15:10~15:45高効率太陽電池の導入戦略
先端科学技術研究センター・特任教授  富田孝司
 本年7月から始まる固定価格電力買い取り制度や大震災による原発の停止並びに原油価格の高騰で太陽光発電の関心が高まっている。各国政府の支援策で普及は拡大したが、従来の結晶シリコン太陽電池や薄膜太陽電池は生産過剰による価格の急激な低下のため国内メーカは苦戦を強いられている。こうした状況を打破し、エネルギー供給の一翼を担う為には高効率で利用率に優れたシステムの実用化が不可欠であり、この為の新しい取り組みを報告する。
15:45~16:20地熱エネルギー開発の最新動向と地熱研究開発の必要性
弘前大学北日本新エネルギー研究所・教授  村岡洋文
 世界第3 位の地熱資源大国である我が国が15 年間も地熱開発市場を停滞させている間に,世界では火山の乏しい諸国が,どこでも得られる地下増温率を利用して地熱発電を実現するに至っている。東日本大震災を経て,いま地熱が再評価されつつあるが,焦眉の急は15 年間の空白を埋める地熱研究開発と若手育成であろう。本講演では今後必要とされる地熱研究開発課題についても論じる。
16:20~16:55洋上風力、波力、潮力発電開発の内外動向
生産技術研究所2部・教授  木下 健
 再生エネルギーを最大限活用しようという考えが世界的に行き渡って来た。特に海洋への期待が大きくなっている。沿岸風力を除いてまだ商用化されていないが、沖合風力は既に大きな投資対象になっており、沖合に送電ケーブルが広まれば場所によっては潮力、波力の経済性が飛躍的に向上し、商用化されると思われる。世界の最新動向と日本の取り組みを紹介する。
16:55~17:00閉会
シンポジウムの様子
東京大学 生産技術研究所
エネルギー工学連携研究センター 教授  堤 敦司
東京大学 生産技術研究所
エネルギー工学連携研究センター 特任教授  橋本 彰
 
会場の様子  
 
Copyright(c) Collaborative Research Center for Energy Engineering(CEE), The University of Tokyo