イベント情報
第8回 東大エネルギー・環境シンポジウム(第17回 AECE技術フォーラム)
エネルギー構造のグランドデザインを考える
− 電力インフラの再構築に向けて −
主催:東京大学エネルギー・環境研究アライアンス
 東京大学エネルギー工学連携研究センター(CEE)
 東京大学先端エネルギー変換工学寄付研究部門(AECE)
共催:東京大学先端電力エネルギー・環境技術教育研究センター(APET)
 東京大学エネルギー・資源フロンティアセンター(FRCER)
日時: 2016年11月18日(金)10:00〜17:40
会場: 東京大学 本郷キャンパス 安田講堂
開催のご報告
image  2016年11月18日(金)に本郷キャンパス安田講堂において「第8回東大エネルギー・環境シンポジウム」を開催した。
 パリ協定が採択され地球温暖化対策に向けた世界的な動きが加速する中、本年は持続可能な社会の実現に向けた、新たなエネルギー構造のグランドデザインについて、改めて考える機会として企画し開催したものである。当日は参加者が550名を超える盛況となり、我が国の今後の電力システム改革に対する関心の高さが伺えた。
 今回も海外電力調査会会長の相澤善吾様、三菱日立パワーシステムズ株式会社執行役員の馬渕洋三郎様、電源開発株式会社執行役員の笹津浩司様、東京ガス株式会社副社長の救仁郷豊様、電力広域的運営推進機関理事長の金本良嗣様、電力中央研究所の伊藤茂男様、地球環境産業技術研究機構理事長の茅陽一様といった著名な講師の皆様をお迎えし、大きな変革期を迎えた電力システムの在り方について、様々な角度から分かり易くご講演を頂いた。
 本シンポジウムを通して、我が国が将来のエネルギー大国として更なる飛躍を遂げるための、エネルギー構造のグランドデザインのあるべき姿を皆で共有し、再考する一助になったものと考える。


プログラム

10:00-10:10開会のあいさつ
東京大学 生産技術研究所 教授  鹿園 直毅
第1部 電力自由化の先にあるものとは?
10:10-10:55我が国エネルギー構造のグランドデザインを考える
東京大学 生産技術研究所 特任教授  小林 由則
10:55-11:40海外の電源事情とベストミックス
一般社団法人 海外電力調査会 会長  相澤 善吾
11:40-12:40昼食休憩
第2部 電力システム改革下の産業界の取り組み状況
12:40-13:25高効率発電技術による環境及びエネルギー安定供給への貢献
三菱日立パワーシステムズ株式会社 社長付執行役員  馬渕 洋三郎
13:25-14:10石炭火力の現況と展望について
電源開発株式会社 代表取締役副社長  村山  均
14:10-14:55新電力から見た電力自由化の現状と市場活性化への期待
東京ガス株式会社 代表取締役副社長  救仁郷 豊
14:55-15:15休憩
第3部 電力インフラの再構築に向けた課題とは?
15:15-16:00広域連系系統の今後の課題
電力広域的運営推進機関 理事長/東京大学 名誉教授  金本 良嗣
16:00-16:45これからのエネルギー供給構造の提案
一般財団法人 電力中央研究所 エネルギー技術研究所長 理事待遇  高橋  毅
16:45-17:30温暖化リスクに対応するエネルギーシステム革新
公益財団法人 地球環境産業技術研究機構 理事・研究所長/
東京大学 名誉教授  山地 憲治
17:30-17:40閉会のあいさつ
東京大学 生産技術研究所 所長  藤井 輝夫
開催趣旨:
 2015年12月にCOP21において「パリ協定」が採択され、地球温暖化対策に向けた世界的な動きが加速する中、我が国でも持続可能な社会へのビジョン実現に向けた、新たなグランドデザインの構築が改めて求められています。特に電力分野においては2016年4月より小売りの自由化が開始され、既に様々な変化が生じている状況のもと、制度設計と技術開発が一体となって、経済性を兼ね備えた真に価値ある解決策の実現が喫緊の課題となっています。
 そこで本年は、大きな変革期を迎えた電力システムのグランドデザインについて考えるシンポジウムを企画致しました。本問題に関心を持たれる皆様方のご参加を心よりお待ちしております。
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シンポジウムポスター(PDF)
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