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応用微生物学研究室五十嵐 泰夫 教授農学生命科学研究科 応用生命工学専攻
バイオマス研究
「 長野県信濃町におけるバイオエタノール生産 」
当研究室では、生産技術研究所の迫田教授、望月特任准教授らと共同で、長野県信濃町で、地燃料システム−現地のバイオマスから造ったエタ
ノールを現地で消費するシステム−の検証実験を行なっています。これは現地で造られた資源米、夢あおば等を原料に、現地にあるりんごの剪定枝等
を蒸留用燃料として、95%エタノールを生産、これを農作業車、農機具の燃料として、さらには地元の観光業などで利用してもらおうというプロジェクト
です。現在は主に稲わらからのエタノール生産技術の開発に力を注いでいます。醗酵槽容量800Lというのは、まだまだ実用化には小さすぎる大きさ
ですが、それでも稲わらからのエタノール生産としては国内最大規模を誇っています。皆さんが信濃町の研究実験棟(JR黒姫駅下車、徒歩10分)に
来られれば、エタノールで動く車(FFV)の試乗や、 稲わら、米、籾殻等から造ったアルコールの製造工程の見学ができます。エタノール車の排気ガスは、
かすかながら米焼酎の臭いがします。自分で確かめてみてください。
「 固定床式メタン発酵による固体を含む廃液のエネルギー資源化 」CEE Newsletter No.2(2008.10) 掲載内容
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